ご 法 事


 ご法事とは、施主が佛さまに食べ物や花をお供えし、またお経をあげることによって、善根(良い行い)の功徳を積む法要のことです。


 その功徳を回向(えこう)することにより、ご先祖さまや故人、さらには、すべての人々の冥福を祈り、あわせて、自分を含むすべてのものが、佛道を成就することを願うものです。
 また、ご法事は、故人の祥月命日または、お逮夜に営むことが本来ですが、ご親戚、その他関係の方に集まっていただこうとすると、どうしても土曜、日曜になると思います。その場合は、祥月命日にあたる日より前に行うのがよいと思います。
 もちろん法事の日取りは、前もって菩提寺(普段お世話になってるお寺)と相談して下さい。


 年回忌が重なった時は、出来れば故人一人ひとりで法要を行いたいですが、なかなかそんな事も出来ないので、同じ年に重なった場合は、早い命日の故人に合わせて行うとよいでしょう。
 お供え物は、ご本尊さま、ご先祖さま、故人がそこにいらっしゃるがごとくにお供えします。お花、ロウソク、お線香、お香の他に、お水、お膳、果物、お菓子などを供えます。


 お供えした物は無駄にならないように、皆さんでお食べ下さい。また、普段からいただいた物は、一度お仏壇にお供えしてからいただくようにして下さい。
H19.1.16